表面をなめらかにする
DIYでものを作る際には、仕上げとして塗装をすることが多いです。その塗装を行う前には、表面をなめらかに加工する必要があります。もし、表面に凹凸がある状態で塗装をすると、塗料が溝に入り込んでしまい、乾きにくくなります。また、塗装後に凹凸が目立ち、きれいな見た目にはならない恐れがあります。DIYで使用する素材は、金属やプラスチック、木材など色々ありますが、どの素材を使用する場合も、塗装前に表面をなめらかにしましょう。
複数回のヤスリがけが基本
塗装前に表面をなめらかにする場合、ヤスリがけを行うのが基本です。そして、金属の場合は金属製、プラスチックや木材は紙製という風に、素材に合ったヤスリを使用します。ヤスリがけではまず、作ったものの表面にある凹凸よりも目が大きいヤスリを使用します。その後、少しずつ目が小さいヤスリに交換し、表面をなめらかにしていきます。最初から目が小さいヤスリを使用すると、凹凸を完全に消すことができない恐れがあるので注意しましょう。
研磨剤あるいはサーフェイサーで仕上げをする
DIYの表面加工の最終工程では、研磨剤を使用します。ヤスリよりも目が細かい研磨剤を使うことで、表面の凹凸をとても小さくできます。そのため、塗装が終わってから、凹凸が目立つことはないでしょう。また、サーフェイサーを使用するという手もあります。サーフェイサーは下地塗料で、小さな凹凸を埋める役割があります。よって、ヤスリがけや研磨剤の使用では凹凸を完全に消せなかった場合は、サーフェイサーを用いると良いでしょう。
金属に塗装を行う場合は、必ず塗装前処理が必要になります。この処理を行わないと、塗装の剥がれや腐食のもととなります。適性な処理を行うようにしましょう。